2022-12-09

2022-23 WEリーグ第5節 東京NB 0 − 1 S広島R

 とてもとても大きな勝利だった。ただの勝点3ではない、もちろん同じ勝点3には違いないが、飛び切り大きい勝点3だ。 

 第3節浦和戦、負けはした。が、レジーナは手応えを掴んだ。ハイプレスの強い意識を持って戦えば、浦和を追い詰めるようなサッカーができる、そういう手応えだ。 

 続く第4節、神戸戦、それが確信に変わった。勝利こそすんでのところで逃したが、引き分けて勝点1をしっかりともぎ取った。この結果だけでも前節よりも前進している。失点も少ない安定した試合運びもできている。 

 そして今節、最も苦手な相手東京NBに勝利である。もちろん十分なできだとはとても言えない。たくさんシュートを打たれた末の辛勝ではある。しかし先のカップ戦では5点も取られたベレーザを完封しての勝ちなのだ。この勝利でもうベレーザは苦手な相手ではなくなった。そして大きいのはそれだけではない。

 浦和、INAC神戸、ベレーザの3チームを相手にしたこの3試合で得失点差0、勝点3の完全なイーブンなのである。 チームとしての今年の目標は「トップ3を狙う」である。まだリーグ戦は始まったばかりとはいえ、そのトップ3を相手に完全な五分五分であればここまでのところ目標を達成していると言っていい状況なのだ。 

 そしてもう一つ。いままでこのチームの宿痾でもあった「波」が消えつつあり、しかも守備が安定してきている。もちろん常勝チームになるためには攻撃力・得点力が必要だがそれは安定した守備ができた上でのことである。その肝心の守備がようやく安定してきたのはなによりの好材料だ。もとより選手層としては攻撃陣のほうが手厚いレジーナなので、もっとインテンシティの高いハイプレスができるようになればそこは自ずとついてくるはずだ。 

 いざ、進撃を開始せよ、サンフレッチェ広島レジーナ!


■木稲瑠那
 背番号1の完全復活。貴重な1点の端緒となるキックはほんとうに見事だった。

■近賀ゆかり
 目立った活躍はない。試合を見直してみても彼女の何が利いているのかよくわからない。しかし彼女が先発しているここ数試合は前述の通り安定しているのである。いぶし銀、とはこのことか。

■上野真実
 どうやらあの形は中嶋淑乃の最も得意とするパターンなのだろう。上野はそれを知っていてのあのヘディングとみた。

■呉屋絵理子
 ようやくプレーする姿を見ることができた。本当に嬉しい。次はスタートから観たい。