新潟 2 ー 2 広島
残念ながら守備陣に厳しい点数になってしまう。もちろんGK福元を始めとした彼女たちの頑張りがあってのドローなのはわかっている。しかしながら前回対戦の第4節にやられた相手、道上彩花にまたしてもやられてしまった。しかも2ゴールもされたのはやはりいただけない。
センターバックの二人が彼女を見ておらず松原優菜がたったひとりで対応せざるを得なかったのが1点目。これがあったにもかかわらずまたしてもフリーでヘディングされた2点目はリーグ屈指のストライカーに対する警戒が不足だったと言わざるをえない。
左のライン際でボールを持った道上選手に対して寄せていった広島側がボールを奪おうとしてなかなか奪えず最後は5人掛かりで取り囲んでようやく奪い取るというびっくりするシーンもあった。まさに敵ながら天晴というほかないが、それ以上に油断は大敵なのである。
ただ先に書いたように成長過程にあるこのチームには波がある。この試合まで第17節以来5試合好調と緊張を続けてきたのだから疲れも出る頃だったと想像できる。最高点で波を平坦化できればTOP3と激烈な優勝争いができるようになるのはここへ至る5試合で証明されたので、その頂きへ向かって前進していって欲しい。
この試合、勝ちを落とした試合ではあったが、いろいろな点で楽しめたゲームではあった。
新潟は上尾野辺めぐみを左のウィングバックに入れてきた。広島の右サイドである。このサイドには川島はるながいる。川島はるなに自由にチャンスメークされてはたまらないというシフトだろうと思う。そしてこれが的中して新潟は中盤、特に左サイドが厚くなった。それをみた中村監督は、後半から川島と松原を交代させ立花と塩田を入れてきた。川島も松原も決して悪くはなかったが、選手の鮮度を上げて相手の策を裏返そうという意図が読み取れた。すると村松監督も動く。それまで左の低い位置にいた上尾野辺めぐみを前線に配置替えする。お互いが相手の裏をかいていこうとするベンチワークが実に興味深かった。個人的には川島はるなのファンタジックなプレーをもっと観たいのであるが、こういう事情なら仕方がない。
またこのカード、不思議なものがある。前回対戦と今回いずれも引き分け、得点者も同じ、さらに得点経過も似通っている。道上彩花、広島にとっては天敵である。が、新潟の人々もまた上野真実を天敵だと思っているに違いない。来年はどのような決着になるか楽しみである。
| GK | 福元美穂 | 5.0 | 佐山へのホスピタルパスとかあのシーンとかミスが目立ってしまった。 |
| CB | 中村楓 | 5.5 | ゴロリ対策を頼みたかったのだが……残念だった。 |
| CB | 佐山桃子 | 5.5 | 攻撃参加がたくさん見られて新しい可能性を示した。 |
| RSB | 松原優菜 | 5.5 | 悪くはなかったがこの試合では守備陣に甘い点数はつけられない。 |
| LSB | 木崎あおい | 6.0 | 結果も残せた。だけどもっと躍動できるはず。 |
| DMF | 小川愛 | 7.0 | レジーナ・トラ・レ・レジーナ! 彼女がいなかったら負けていた。 |
| DMF | 柳瀬楓菜 | 6.0 | パフォーマンスは下がっていない。好調は一時的なものではないようだ。 |
| RWG | 川島はるな | 5.5 | 途中交代は残念だったが、はるなシフトをとられては仕方がない。 |
| LWG | 中嶋淑乃 | 6.0 | 中嶋対策をとってきた新潟だったがある程度はかわせていた。 |
| OMF | 上野真実 | 7.0 | シュートだけでなくいろいろな技を見せてくれた。覚醒は本物か。 |
| CFW | 谷口木乃実 | 5.5 | 前線からの守備は相変わらず良いがボールタッチを増やしたい。 |
| RWG | 立花葉 | 5.5 | 守備に注目していたが今回はやや不発気味。全体とのシンクロ? |
| RSB | 塩田満彩 | 6.0 | 股を抜かれためぐさんが呆然と君の背中を見ていた。 |
| LWG | 山口千尋 | 5.5 | チャンスは作ったが少し空回り気味。焦らなければ必ずゴールできる。 |
| CFW | 大内梨央 | 5.5 | 時間が短い。もっと長くプレーするには何が必要かを掴んで欲しい。 |
0 件のコメント:
コメントを投稿